正しい躾の裏側に⑤

正しい躾の裏側に⑤

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正しい躾の裏側に⑤

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正しい躾の裏側に⑤
――子どもが「いい子」を演じ始める、本当の理由
副タイトル

「親の都合は、子どもの人格になる」

① 導入|「手がかからない子」の正体

手がかからない。
聞き分けがいい。
親の顔色をよく見ている。

周囲からは、
「育てやすい子ですね」
と言われる。

親自身も、
どこかで安心している。

でも、
その“育てやすさ”の裏側で、
子どもは何を学んでいるのでしょうか。

② 中心の問い|自己都合の親とは、どういう存在か

自己都合の親とは、
わがままな親のことではありません。

・自分の感情を優先する
・自分の不安を子どもに預ける
・自分の機嫌で、態度が変わる

多くの場合、
無自覚です。

親自身も、
必死に生きている。

けれど、
その“余裕のなさ”が、
子どもに伝わるとき、
ひとつの役割が生まれます。

「親を困らせない子」
という役割です。

③ 厳しさ|「いい子」は、早く壊れる

いい子は、
空気を読みます。

親の顔色。
声のトーン。
疲れているかどうか。

そして、
自分の感情を引っ込める。

泣きたい気持ち。
怒りたい衝動。
甘えたい欲求。

それらを、
無意識のうちに
飲み込んでいく。

結果、
どうなるか。

・自分の本音が分からない
・嫌と言えない
・大人になって突然、限界が来る

これは性格ではありません。

役割を生き続けた結果です。

④ 構造の話|親の感情処理を、子どもが背負うとき

本来、
大人の感情は、
大人が処理するものです。

不安。
怒り。
孤独。
焦り。

それを、
子どもに預けてしまうと、
子どもは学びます。

「自分が我慢すれば、
この場はうまくいく」

この学習は、
とても強力です。

なぜなら、
一時的には
本当に“うまくいく”から。

でもその代償として、
子どもは
自分の人生を生きる感覚を
後回しにしてしまう。

⑤ 愛情の核心|親が人生を引き受け直すということ

自己都合の問題は、
子どもをどうするか、ではありません。

親が、
自分の人生を引き受け直すことです。

・自分の不機嫌は自分で処理する
・自分の不安を子どもに背負わせない
・子どもを感情の調整役にしない

それができたとき、
子どもは初めて、
「自分でいていい」
と感じられる。

子どもは、
親の期待ではなく、
親の在り方を生きます。

⑥ 結び|子どもを「自分の外側」に返す

子どもは、
親の分身ではありません。

親の未完を埋める存在でもない。
親の感情を安定させる装置でもない。

子どもを、
自分の外側に返す。

それは、
突き放すことではありません。

境界線を引くという愛です。

親が人生を引き受けるとき、
子どもは初めて、
自分の人生を生き始めます。

格言

「親の都合で育った子は、
自分の人生を後回しにする。」

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RMA戦略家
岩根 央

岩根央

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