逃げたくなる瞬間に、何を選ぶか
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逃げたくなる瞬間に、何を選ぶか
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大人とは何か(3)
── 逃げたくなる瞬間に、何を選ぶか
教育とは、失敗をなかったことにする技術を教えることではなく、
失敗を引き受け、立て直す経験を保障することだ。
【教育とは「失敗を消す力」ではない】
私たちはいつの間にか、
「失敗しない方法」を
賢さだと教えられてきました。
間違えないこと。
傷を残さないこと。
問題を表に出さないこと。
けれど本当に必要なのは、
隠す力ではなく、
説明する力なのではないでしょうか。
正解を出すことより、
プロセスを語れること。
子どもは、
言葉よりも先に、
大人の「処理の仕方」を見ています。
失敗したとき、
どう向き合うのか。
どう引き受けるのか。
どう立て直すのか。
それを見せることが、
教育なのだと思うのです。
【大人とは、逃げない人ではない】
大人とは、逃げない人ではなく、
逃げたくなる瞬間にどう振る舞うかを選べる人だ。
完璧である必要はありません。
間違えない人である必要もない。
逃げたくなる瞬間は、
誰にでも訪れます。
責任が重いとき。
説明が難しいとき。
自分が傷つくかもしれないとき。
大人であるとは、
その瞬間に
「どうするか」を
自分で引き受けようとすること。
向き合い直す。
説明し直す。
時間をかけて立て直す。
それは理想論ではなく、
社会で生きるための、
現実的な選択です。
【向き合うという選択】
向き合う社会は、
正直、楽ではありません。
時間がかかる。
摩擦も起きる。
時には、誤解も生まれる。
けれど、
向き合う社会には、
人が育つ余地があります。
やり過ごす社会は楽です。
でも、
向き合う社会のほうが、
結果的に人を強くします。
それは、
誰かを裁く強さではなく、
立て直せる強さ。
そしてその強さは、
一人ひとりの
小さな選択からしか生まれません。
【結び】
やり過ごす社会は楽だが、
向き合う社会のほうが、結果的に人を強くする。
断罪する必要はありません。
理想論に逃げる必要もない。
ただ、
「大人であろうとする選択」が、
まだ私たちの手の中にあることを、
忘れずにいたい。
それだけで、
社会の空気は、
きっと少しずつ変わっていきます。
格言
「大人とは、
逃げなかった人ではなく、
逃げたい瞬間に選び直した人である。」
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RMA戦略家
岩根 央