深呼吸は、1分間に“自律神経を整える魔法”をかけている
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深呼吸は、1分間に“自律神経を整える魔法”をかけている
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《身体不思議シリーズ④》
深呼吸は、1分間に“自律神経を整える魔法”をかけている
〜生きることは、息をすること〜
① 忙しいとき。
不安なとき。
泣きたくなるほど心がざわつくとき。
「とりあえず、深呼吸してみよう」
――そんな風に言われたこと、ありませんか?
でも、
ただの“気休め”に思えるこの深呼吸。
実は、私たちの身体にとっては**“非常に深い意味”**を持っているのです。
② 私たちの身体は、
呼吸によって**“自律神経のバランス”**を整えることができます。
ゆっくりとした深呼吸は、
副交感神経を優位にし、
心拍数を安定させ、血圧を下げ、脳波をα波に導いてくれます。
つまり――
「たった1分間の深呼吸」で、体も心も“癒しモード”に切り替わるのです。
面白いのは、
呼吸だけが「意識して操作できる自律機能」だということ。
汗や鼓動や内臓は自分でコントロールできないけど、
呼吸だけは“自分の意志でできる橋渡し”。
それはまるで、
**肉体と魂をつなぐ“聖なるスイッチ”**のような存在です。
③ ある日、パニック障害を抱える女性が、
ひとりの呼吸法トレーナーに出会いました。
薬でもなく、長いカウンセリングでもなく――
トレーナーが最初に教えたのは、**「1分間、息を感じること」**だけでした。
彼女は最初、半信半疑でした。
でもある夜、急な発作に襲われたとき、
言われた通りに目を閉じ、ゆっくり息を吐きながら心の中でこう唱えたのです。
「いま、私は生きている」
すると、胸のざわめきがすこしずつ収まり、
いつの間にか、涙がぽろぽろと流れていました。
「私は、ちゃんと“ここにいる”って感じられたんです」
その言葉が、すべてを語っていました。
④ 私たちは、生まれたときに最初の呼吸をし、
この世を去るときに最後の息を吐きます。
“生きる”という営みの始まりと終わりをつなぐのが、呼吸。
だからこそ、
呼吸には命そのもののリズムが宿っているのです。
焦っているとき、心がばらばらになっているとき、
まずは呼吸に還ってみてください。
あなたの中には、
何度でも整い直せる“静かな力”が、ちゃんと眠っているから。
《息ひとつで、世界が変わる》
いま、何も考えず
ただ一度だけ、深く息をしてみて
吸って
吐いて
その呼吸の音を
耳の奥で聴いてみる
きっと、気づくはず
あなたはまだ、ちゃんと生きている
ここにいる
誰かの期待も
昨日の失敗も
明日の不安も
すべていったん
“この一呼吸の間”に
解き放っていい
息を整えることは
命のリズムを思い出すこと
それができたなら
きっと今日も、大丈夫だから
格言
「呼吸は、身体に眠る祈りである。」
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RMA戦略家
岩根 央