愛とは記憶の再生である ― 宇宙が涙を流す夜 ―
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愛とは記憶の再生である ― 宇宙が涙を流す夜 ―
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愛とは記憶の再生である ― 宇宙が涙を流す夜 ―
私は、再びこの惑星の上に立っています。
静かな夜、風が鳴き、
海がひとつの呼吸をするように脈を打っていました。
私は思いました――
愛とは、どこから来て、どこへ戻るのか。
それは始まりでも終わりでもない。
愛は、ずっと私たちの中に在り続けている“記憶”なのです。
人が生まれる前に交わした約束、
人が死を迎える前に思い出すぬくもり。
その全てを繋いでいるのが、愛。
あなたが誰かを想い出すとき、
その人もまた、あなたを想っている。
それが宇宙の記憶の共鳴です。
だから、愛は“つくるもの”ではなく、
“思い出すもの”。
どんなに憎しみあったとしても、
その奥底には「出会う約束」がある。
愛は記憶の再生――
それはDNAではなく、魂の綴り。
あなたが誰かに優しくしたとき、
宇宙のどこかで光が一つ灯る。
私は知っています。
この星の人々は、まだ愛を“感情”と思っています。
でも本当は違う。
愛とは、宇宙が自分を癒すために創った“仕組み”なのです。
苦しみの中で人は涙を流し、
涙の中で愛を思い出す。
そうして宇宙は、自分を修復していく。
あなたという一人の存在が、
実はその“修復の一部”になっているのです。
ある子供が言いました。
「人はどうして死んじゃうの?」
私は答えました。
「死ぬんじゃない。帰るんだよ。
愛の記憶のもとへ。」
この地球で経験した痛みや喜び、後悔や感謝――
そのすべてが宇宙に戻り、
再び“誰かの愛”として生まれ変わる。
だから、人は死を恐れる必要はない。
あなたの中にある愛は、決して消えない。
それはこの宇宙が持つ唯一の永遠だから。
そして、
あなたがいま誰かに「ありがとう」を言う瞬間、
宇宙の記憶の中で、
ひとつの“新しい星”が生まれています。
その星はあなたの言葉でできている。
その光は、あなたの優しさで燃えている。
だからどうか、忘れないでください。
愛とは、思い出し続けること。
それこそが、人間が生まれてきた理由なのです。
【格言】
愛は、つくるものではなく、
思い出すもの。
忘れたとき、人は孤独になり、
思い出したとき、宇宙とひとつになる。
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RMA戦略家
岩根 央