好きなことを仕事にするということ

好きなことを仕事にするということ

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好きなことを仕事にするということ

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好きなことを仕事にするということ

「ゲームばかりしてないで勉強しなさい」
子どもの頃、一度は言われたことがある人も多いのではないでしょうか。

「勉強よりゲームのほうが面白い」
「もしゲームだけで生きていけたらなあ」
そんな願いを抱いた少年少女にとって、いまの時代は夢が現実になる可能性があります。

――そう、eスポーツ。
ゲームで世界と競い、勝ち抜いた先に、億を超える賞金、世界的な名声、そして“プロ”としての人生が待っている。
「遊び」が「仕事」に変わった瞬間です。

だけどここで、多くの人が直面する大きな壁があります。

どんなに好きなことでも、“仕事”になると、必ず苦しさが訪れるということです。

プロのゲーマーたちは、朝から晩まで練習を重ね、生活リズムを徹底し、心身のコンディションを極限まで整えます。
試合に勝つために、ゲーム以外のこと――読書や運動、分析や学習にも全力を注ぎます。
「ただ好きだからやっている」では、とても戦えないのです。

やがて気づく瞬間がやってきます。
「あんなに夢中だったのに、どうしてこんなに辛いんだろう」

好きだったはずのことが、重荷になる。
楽しさで始めたものが、責任や義務に変わる。
そのときに多くの人は、初めて「好きと仕事の境界線」に立たされるのです。

だからこそ、夢を追う若者たちに伝えたい。
好きなことを仕事にするのは素晴らしい。
でも、「好き」だけで突き進むのではなく、そこに必ず生じる“苦しみ”をどう受け止めるかが、本当の鍵になる。

人生設計とは、夢を描くことだけじゃない。
その夢が重荷に変わったときに、どう立ち上がれるかを考えておくこと。
そこにこそ、“生きる強さ”が宿るのではないでしょうか。

今日の格言
「好きなことを仕事にするのは幸せだ。だが、その幸せを支えるのは“苦しみを抱きしめる覚悟”である。」

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RMA戦略家
岩根 央

岩根央

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