どんな人でも自分の欠点はわからない

どんな人でも自分の欠点はわからない

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どんな人でも自分の欠点はわからない

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どんな人でも自分の欠点はわからない

私たちは――誰ひとり例外なく――
人の欠点はよく見えても、
自分の欠点には気づけないものです。

人にしていることは、
自分にとって「正しい」と思ってしまう。
むしろ「人の役に立っている」と思い込んでいることさえあります。

けれど、もし自分が人にしてきたことが「悪かった」と気づく瞬間があるとすれば、
それは自分が同じことをされて、痛みを味わったときです。

「ああ、こんな嫌な思いを、自分は人にさせてきたのか…」
そのとき初めて、胸を刺すように気づくのです。

ある食品メーカーの社員が語った告白が心に残っています。
彼は大量の添加物を駆使し、安い肉を子どもたちが喜ぶ味に変える商品を開発しました。
それはヒット商品となり、彼の誇りでもありました。

ところがある日、食卓で自分の娘がそのミートボールを口にしたとき、
彼の心臓は止まりそうになったといいます。
自分が作った“廃棄寸前の肉に添加物を注ぎ込んだ食品”を、
愛するわが子が嬉しそうに食べている――。

その瞬間、彼は初めて気づきました。
「これは、我が子に食べさせたくないものだった」と。
あれほど誇りだった商品が、一瞬にして“恐ろしい現実”へと変わったのです。

自分が他人の子に差し出していたものを、
いざわが子が食べる姿を見て、胸がつぶれる思いをした。
その痛みが、彼を仕事から離れさせる決断にまで導きました。

私たちも似たようなことを繰り返しています。

陰で上司を罵っていた人が、やがて自分が上司となり、
部下から陰で同じことをされていると知ったとき。

親をないがしろにしてきた人が、やがて自分の子に冷たく扱われたとき。

その時になってようやく――
「自分がしてきたことの意味」に気づかされるのです。

人は、悪い報いを自ら受けないと気づけない愚かな存在かもしれません。
でも、その痛みによって初めて、自分の心を振り返り、
誰かに優しくなれる瞬間があるのもまた、人間らしさなのだと思います。

💫今日の格言
「自分の欠点を教えてくれるのは、いつだって“自分の痛み”である。」

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RMA戦略家
岩根 央

岩根央

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