大人と親の、静かなる境界線
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大人と親の、静かなる境界線
この世界には、「大人」と呼ばれる人がたくさんいます。
けれど、そのすべてが「親」になれるわけではありません。
「大人」とは、小さな人間(小人)が、ただ年数を重ねた存在。
知識は蓄えても、人格という”創造”を内側から築いていなければ、
それは時間が通り過ぎただけの存在に過ぎないのです。
一方、「親」とは何でしょうか。
単なる子育ての役割を超えています。
親とは、子どもを通して愛を知り、
宇宙の摂理の中に自分を置き、
命の連なりを”心”で生きた者のこと。
子どもは親にとって、「教え導く対象」ではありません。
むしろ、親自身が育まれるために与えられた
小さな師匠であり、鏡であり、光です。
本当の親は、子どもを育てながら、
“愛とは何か” “赦しとは何か” “信じるとは何か”を学びます。
そこには、単なる理屈を超えた、
根底から覆されるほどの真理があるのです。
愛と光に満ちた、静かなる創造の世界。
それが、「親」という存在が到達する、もう一つの宇宙です。
【今日の格言】
「年齢は大人を作るが、愛は親を育てる。」
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岩根央