売上の出せる人、仕事の出来る人、人間力のある人、これらは大きく異なる

売上の出せる人、仕事の出来る人、人間力のある人、これらは大きく異なる

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売上の出せる人、仕事の出来る人、人間力のある人、これらは大きく異なる

今から、少し貴重なお話をします。

この世界で「売上を出せる人」「仕事ができる人」「人間力のある人」。
似ているようで、実はまったく違う存在だということをご存じでしょうか。

まず──

売上を出せる人とは
売上を作る力とは、シンプルに言えば「相手のニーズを素早く見抜き、それに応える」能力です。
駆け引きの妙、スピード感、数字への貪欲さ。
ときに“押し”も必要でしょうし、自分を巧みに売り込む力も必要でしょう。

ただし、売上を上げられることと、人格の成熟とはイコールではありません。
売上至上主義になればなるほど、視野は狭まり、自分の都合だけを優先しやすくなるからです。

仕事ができる人とは
仕事ができるとは、効率よくタスクを捌き、周囲との連携を円滑に行い、
組織の中で機能する力を指します。

報告・連絡・相談、スケジュール管理、リスクヘッジ、改善提案──
いわば「社会人としての基礎力」に長けた人材です。

売上だけを追う人より、よりチームワーク志向で、組織への貢献度も高いかもしれません。
ですが、ここにも落とし穴があります。
完璧な“仕事の遂行”が、必ずしも“本当の信頼”や“心の成長”を生むとは限らないのです。

そして──人間力のある人とは
ここが最も大切なところです。

「人間力のある人」は、売上が出せる・仕事ができるという次元を超えています。
言葉にすれば、それは【利他の精神】を持ち、【謙虚に学び続け】、【自らを律する】人。

売上が立たない時でも、人を責めず、自分を磨く。
チャンスを奪うのではなく、与える。
目先の勝ち負けよりも、”誇り”と”陰徳”を積むことを優先する。

つまり、
「数字を作るために動く人」と、
「魂を磨くために生きる人」は、まったく違う存在なのです。

どれほど売上を上げても、どれほどタスクを完璧にこなしても、
心が乾いているなら、それは本当の意味での「成長」とは言えません。

人間力とは──
孤独に耐え、誘惑に負けず、誰にも見られていないところで美しくあろうとする力。
小さな「ありがとう」を心から言える人。
失敗しても、人のせいにせず、自らの未熟を受け止められる人。

そんな人にだけ、人生は「深い信頼」という報酬を授けます。

「売上は他者が測るもの。仕事は組織が測るもの。
 だが、人間力だけは、魂が静かに自らに与える勲章である。」

最後に。
このブログを読んでくれているあなたに、そっと問いかけます。

今、あなたは
「何を得たいから、働いていますか?」
「誰に見せるために、生きていますか?」

数字の先にある、人間としての輝きを。
あなた自身のために、磨いていきましょう。

きっとその道こそ、人生で一番価値のある旅なのだから。

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岩根央

岩根央

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