人間力の源泉シリーズ — 第②章
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人間力の源泉シリーズ — 第②章
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人間力の源泉シリーズ②
尊敬できる人と、尊敬できない人の決定的な差
世の中には、まったく同じ環境にいても
“自然と人に敬意を集める人”と、
“なぜか距離を置かれてしまう人”がいる。
才能でもない。
学歴でもない。
収入の大きさでもない。
尊敬というものは、能力の優劣ではなく “生き方の姿勢” が生み出すものだ。
そして、この差は驚くほどシンプルな要素から生まれる。
① 尊敬される人は、「背中」で語る。
尊敬されない人は、「口」で語る。
大きなことを言う人ほど、小さな責任から逃げる。
本当の人間力を持つ人ほど、必要な時にだけそっと行動する。
尊敬される人は、自慢をしない。
静かな人ほど、強く、深い。
尊敬されない人は、
“すごい自分” の演出にエネルギーを使い、
尊敬される人は、
“誰かのための自分” にエネルギーを使う。
これが、天と地ほどの差になる。
② 尊敬される人は、「聞く力」が異常に高い。
尊敬できない人ほど、
相手が話している途中で自分の意見をかぶせる。
尊敬される人は――
見て、聞いて、感じて、
そのうえで言葉を選ぶ。
言葉を選ぶという行為は、
“相手の心を守る” という愛の実践だ。
この愛に人は自然と頭が下がる。
そして、安心して心を預ける。
③ 尊敬される人は「理由を言わない」
尊敬されない人は「言い訳を言い続ける」
うまくいかない理由を探すことは、
誰にでもできる。
だが――
たった一つの小さな成功を積みに行く人は、
いつの時代も尊敬されてきた。
尊敬される人は、
“責任” を持ち歩く。
尊敬されない人は、
“言い訳” を持ち歩く。
持ち歩くものの違いが、人の未来を変えてしまう。
④ 尊敬される人は「自分の弱さ」を隠さない
完璧な人間など存在しない。
だが、“完璧を装う人” は存在する。
尊敬される人は、
弱さを弱さのままに抱きしめられる人。
その姿は、弱さではなく “誠実さ” として伝わる。
尊敬できない人は、
弱さを隠すために攻撃し、
強さを誇るために他人を下げる。
人間の本質は、強さではなく「透明さ」に宿る。
⑤ 尊敬される人は「誰も見ていないところ」で人格を磨く
仕事ぶりではない。
発言でもない。
立派な言葉でもない。
“影でどれだけ丁寧に生きているか” が人格だ。
尊敬される人は、
誰も見ていなくてもゴミを拾い、
誰も評価しなくても手を差し出し、
誰も褒めなくても誠実を貫く。
こういう人を、人の心は放っておけなくなる。
尊敬とは、こういう生き方に自然と芽生えるものだ。
≪格言≫
「尊敬は求めるものではない。
積み重ねた“姿勢”が、周りの心に芽生えさせるものだ。」
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RMA戦略家
岩根 央