人間力の源泉シリーズ — 第①章
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人間力の源泉シリーズ — 第①章
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人の良さを見つけられる人と、見つけられない人の決定的な差
人間は、誰もが「良いところ」と「未熟なところ」を抱えている。
それが“人間”という生き物の宿命だ。
ところが──
人の良さを自然に見つけられる人と、どうしても欠点ばかり目に入りやすい人がいる。
その違いは「性格」ではない。
「育ち」でも「知識」でもない。
人生経験の多さでもない。
その差は、
“心の焦点” がどこに合っているか
で決まる。
■ 人の良さを見つけられる人には、共通した“視点”がある
人の良さを探せる人は、こう思っている。
「人は不完全であることが自然」
だから相手の言動に、粗を探す必要がない。
「完璧であること」を要求しないから、
“良さ” を拾い上げる余裕が生まれる。
逆に、良さを見つけられない人は、
心の奥に無意識の“厳しさ”を抱えている。
「こうあるべき」
「ちゃんとして欲しい」
「間違えたらいけない」
自分にも他人にも基準が高すぎるから、
どうしても欠点に目が向く。
■ 良さを見つける人は、実は「自分にも優しい人」
「人の長所が見える」人のもう一つの特徴。
それは、
自分を責めすぎない人 だ。
人の良さが見えるということは、
自分の良さもきちんと感じているということ。
反対に、
自分に厳しすぎる人は、必ず他人にも厳しくなる。
無意識の鏡のように、
心のピントが“欠点”に合ってしまう。
■ 良さを見る人は、人間を「点」ではなく「物語」で見る
人の悪いところに目がいく人は、
その人の“今だけ”を見て判断する。
人の良さが見える人は、
その人の“背景”や“物語”を瞬時に感じ取る。
その笑顔の裏にある努力
その言葉の裏にある勇気
その沈黙の奥にある優しさ
人は、物語を抱えて生きている。
そこを見つめる人にだけ、
その人の「良さ」が光る。
■ 「良さを見る力」は、人間力の源泉となる
ビジネスで成功する人、
人に好かれる人、
信頼される人、
不思議と運が良い人。
彼らに共通しているのはただ一つ。
人の価値を見つける力があること。
なぜなら、
「良さを見る力」=「人を活かす力」だから。
リーダーシップの根本、
営業力の根本、
愛される力の根本、
すべてはここに帰ってくる。
■ では、どうすれば“良さを見る人”になれるのか?
方法は、とてもシンプル。
①「ありがとう」を先に言う
人の“行為”ではなく、
人の“存在”を肯定する言葉だから。
② 相手の1つだけ良いところを探す
欠点は放っておいても目に入る。
良さは意識しないと見えない。
③ 「自分にも良いところがある」と認める
これが一番の基盤。
自分の良さを認めるほど、
他人の良さも自然に見えてくる。
■ 人の良さを見つける人は、世界の色が変わる
悪いところを探す人は、
いつまでも孤独で、
世界がどこか敵のように見える。
良さを見る人は、
世界が味方になり、
人が宝物に変わる。
それこそが──
人間力の源泉。
格言
「人の良さを見つけられる人は、
世界からも良さを見つけてもらえる。」
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RMA戦略家
岩根 央