盲信を認識するには
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盲信を認識するには
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盲信を認識するには
「信じる」という行為は、本来とても尊いものです。
でも、そこに“考える余白”がなくなると、
いつの間にか「盲信(もうしん)」へと変わってしまうことがあります。
盲信とは、悪意ではなく――
安心を求めた心のSOS。
だからこそ、少しずつ気づいていくことが大切なんです。
ここでは、盲信から自由になるための
5つの実践ステップを紹介します🌿
① 「なぜそう思うのか?」を一呼吸おいて問い返す
私たちはつい、強い言葉や権威ある人の意見を
“事実”として受け取りがちです。
けれど、一度立ち止まって問いかけてみましょう。
「これは本当に事実? それとも意見?」
たとえば、
「Aさんが言ってたから信じる」ではなく、
「Aさんの体験は事実。でも私にも当てはまる?」と考えてみる。
この一呼吸が、思考停止を防ぐ最初の一歩になります。
② 「自分の感覚」と「相手の主張」を切り離す
盲信が起きるとき、私たちは無意識のうちに
相手の考えと自分の感情を融合させてしまっています。
そんなときは、静かに自分の内側に戻って、
「私は今、どう感じている?」と尋ねてみてください。
他人の言葉と、自分の本心を“別の存在”として感じること。
それが、依存から一歩離れるための鍵になります。
③ 情報を“比較”ではなく“対話”で見る
今の時代は、正反対の意見が同時に溢れています。
「どちらが正しい?」と比較するほど、心は疲れてしまいます。
だからこそ、
「なぜこの人はそう言うのだろう?」
「その背景にはどんな経験があるんだろう?」
と、“対話的に見る”視点を持つことが大切です。
正解を探すより、理解を広げることが、柔軟な思考を育ててくれます。
④ “疑う”のではなく“観察する”癖をつける
盲信から抜け出すためには、「疑う」のではなく「観察する」姿勢が有効です。
疑うとは、相手を敵視すること。
観察とは、相手を理解すること。
「この人はなぜこう言うのだろう?」
一歩引いた視点を持つことで、
心の距離が適度に保たれ、依存は少しずつ緩んでいきます。
⑤ 「不安を感じても大丈夫」と思う練習
実は、盲信とは“安心の代用品”。
私たちは、不安を感じることが怖いから、
誰かや何かにすがってしまう。
でも、**不安と共に立つ力(自己安定感)**が育てば、
外のものに頼らなくても、ちゃんと自分で立てるようになります。
「不安を否定しないことが、本当の安心の始まり。」
まとめ
盲信とは、愛と恐れの狭間で揺れる“心の祈り”。
その根には、純粋さと優しさがちゃんとある。
だからこそ、自分を責める必要はありません。
ただ、「あ、私は今、安心を探しているんだな」と気づくこと。
それだけで、もう一歩、自由に近づいているんです。
信じることが「依存」から「尊敬」へと変わるとき、
人は本当の意味で、自分の心を信じられるようになります。
格言
盲信とは、愛と恐れの見分けがつかなくなった心の祈り。
――気づいた瞬間から、人はもう自由になる。
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RMA戦略家
岩根 央