光と闇の正体を暴く(人類愛編)

光と闇の正体を暴く(人類愛編)

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光と闇の正体を暴く(人類愛編)

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人類の歴史は、愛の名のもとに輝き、
同じく愛の名のもとに血を流してきた。

「人類愛」――それはもっとも尊く、
もっとも危うい言葉かもしれない。

なぜなら、その中には光と闇が同時に潜んでいるからだ。

光 ―― 結び合う力

人類愛の光とは、国境も人種も超えて、
「すべての人は同じいのちを持つ」と気付くこと。

災害の地に駆けつける見知らぬボランティアの手。
遠い国の子どものために送られる寄付。
戦場であっても互いの苦しみを分かち合う瞬間。

人類愛の光は、そこに「何の見返りもなく差し出す心」がある。
この光は、時に国を動かし、時に未来を守る。

闇 ―― 利用される力

しかし「人類愛」という言葉は、
しばしば権力者の口実として使われてきた。

「人類のため」という名目で始められた戦争。
「平和のため」という看板を掲げた大量破壊。
「正義のため」という大義に隠れた支配と搾取。

愛はもっとも純粋であるがゆえに、
もっとも容易に歪められる。
その時、人類愛は光ではなく「闇の仮面」となってしまう。

人類愛の正体 ―― 個の心から始まる

では、真の人類愛とは何か?

それは決して、世界規模のスローガンではない。
始まりは、隣にいる人を思いやる「小さな心」からだ。

「人類全てを救いたい」と語るよりも、
目の前のひとりを大切にできるかどうか。
その連鎖こそが、真の人類愛を形づくっていく。

つまり――
人類愛は「人間愛」の積み重ねでしか存在しない。

光と闇を超えて

人類愛の光は、必ず闇と隣り合わせにある。
だがその両方を見極め、
「利用する愛」ではなく「育てる愛」を選ぶとき、
人類は進化する。

愛は声高に叫ぶものではない。
静かに、しかし確実に、
人間を人間たらしめる根源の力である。

結びに

人類の未来を決めるのは、技術でも武力でもない。
それは「愛の使い方」だ。

闇に奪われた愛は破壊を生む。
光に照らされた愛は創造を生む。

私たちは問われている。
「人類愛を、どちらに使うのか」と。

今日の格言
「人類愛とは声高な理想ではない。隣人を大切にする、その一瞬一瞬の積み重ねが人類を照らす光となる。」

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RMA戦略家
岩根 央

岩根央

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