営業という職種ほど難しいものはない

営業という職種ほど難しいものはない

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

営業という職種ほど難しいものはない

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

 

「営業やってます」という言葉は、どの会社でもよく耳にする。
だが本当に“営業”を理解している人は、実は多くない。

■営業を「説明」と思っていないか?

多くの人が「営業=説明」と勘違いしている。
「商品のスペックを語れる」
「サービスのメリットを整理して伝えられる」
これを営業力だと錯覚してしまう。

だが、説明ならば賢い高校生でも可能だ。
YouTubeやWeb検索で知識を得て、口にすれば誰でも説明はできる。

営業とは「説明力」ではない。
営業に必要なのは 自己の人生を語れるほどの演出力 なのだ。

■営業は「人間そのもの」が試される

営業で売れるのは、言葉ではなく「存在感」である。
その人がどんな道を歩いてきて、何を信じていて、どう生きようとしているか。
その背景ごと相手は感じ取る。

・「この人の目を信じたい」
・「この人の言葉なら、未来を託せる」
・「この人となら失敗しても後悔しない」

そう思わせられるかどうかが、営業の本質だ。

説明は一瞬で忘れられる。
だが、人の心を動かすのは“生き様”から生まれる演出力だ。

■営業は「舞台」だ

営業は舞台であり、自分自身が俳優である。
どれほど商品の性能が高くても、演じる人間に力がなければ届かない。

ここでいう演技とは「偽ること」ではない。
むしろ逆である。
自分の人生を正直にさらけ出し、その真実をどう魅せるか。
その磨き上げられた表現こそが演出力なのだ。

つまり営業とは、人生そのものを舞台化し、相手の心に“ドラマ”を見せる行為である。

■営業は最も難しく、最も人を育てる職種

営業はノルマや数字に追われる苛烈な現場だ。
だがそのプレッシャーを潜り抜けた人間は、どんな舞台でも通用する人間力を得る。

営業を軽んじて「説明の延長」と思う人は、本物にはなれない。
逆に、営業を「人生そのもの」と捉えた人間は、誰よりも強く優しくなれる。

■あなたの会社は営業が活かされているか?

「営業やってます」という社員が多い会社ほど、実は説明に終始しているケースが多い。
だが、営業が本当に“営業”として力を発揮すれば、売上だけではなく 会社全体の人間力 が高まっていく。

営業力とは、会社の鏡である。
その鏡に何が映っているかで、未来の景色は決まるのだ。

今日の格言
「営業は説明ではない。営業とは人生そのものを演じ、心で売る力である。」

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
RMA戦略家
岩根 央

岩根央

コメントは受け付けていません。