子どもから「小さな表現の芽」を奪わないために

子どもから「小さな表現の芽」を奪わないために

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子どもから「小さな表現の芽」を奪わないために

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「何を言いたいのかわからない」
「意見を聞かれても、何も浮かばない」

そんな声を、大人になった私たちは時折、耳にします。
でも、それは本当に“何もない”からでしょうか?

もしかすると、幼い頃から「言わないほうがいい空気」を感じ取ってきた結果かもしれません。

例えば、ケガをして泣く子どもに対して
「泣かないの」「痛くないでしょ」と言ってしまう場面。
大人にとっては励ましのつもりでも、
子どもの「感じた痛み」を否定してしまっている瞬間でもあるのです。

子どもが小さな勇気を出して「いやだ」と言ったとき、
「そんなこと言っちゃだめ」と制してしまう。

こうした“抑えつけ”が積もっていくと、
やがて子どもは「感じること」や「言葉にすること」を
自分の中でやめてしまいます。

でも、自分の気持ちを丁寧に感じて、表現できることこそが、人としての土台。
未来に向けて、創造力や思いやりの根になるのです。

泣きたいときは泣いてもいい。
話したいときは言葉を探していい。
そんな風に、ひとりひとりの表現の芽を、
静かに、そして力強く守っていきたいですね。

💬 今日の格言
「伝える力は、信じてもらえた経験から育つ。」

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RMA戦略家
岩根 央

岩根央

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