鏡に映る “もうひとりの自分”

鏡に映る “もうひとりの自分”

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『鏡に映る “もうひとりの自分”』/strong>

朝、あなたは今日の自分と「会話」をしましたか?
化粧のためでも、身だしなみチェックのためでもない。
たった数分、自分と”心で向き合う”という時間。

鏡というものは、不思議な存在です。
単に姿を映すだけではなく、
私たちの「内側の状態」をも浮かび上がらせてくれます。

実はこの鏡、
日本古来の思想では“神”の象徴としても扱われてきました。
「かがみ」から「が(我)」を取ると——
残るのは「かみ(神)」。

つまり、
“我”を手放すことで、
私たちは本来の「高次な存在」に近づいていくのです。

でも、それは簡単なことではありません。
私たちは日々、評価や不安、過去の記憶といった「我」に覆われて、
本当の自分の声を聴くことができなくなってしまう。

だからこそ——
鏡の前で、ただ“静かに在る”
これが、意外と深い時間なのです。

心の中でこう問いかけてみましょう。

「今日はどんな一日にしたい?」
「何に怯えている?」
「いま必要なことってなんだろう?」

最初は否定的な言葉が湧いてくるかもしれません。
でも続けていくと、不思議と静かに、
“やさしい声”が内側から聞こえてきます。

「少し疲れてるね。でも大丈夫」
「ちゃんと、やってるじゃないか」

この静かな対話ができた時、
あなたの中に眠っていた“直感”や“智慧”が目を覚まし始めます。
外に答えを探さなくても、
すでに自分の中に“灯り”はあるのだと気づくのです。

格言
「鏡とは、自分という宇宙を毎朝思い出すための“入り口”である」

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岩根央

岩根央

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