『あなた』は、何を考えていましたか?
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『あなた』は、何を考えてましたか?
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僕たちはよく、「若者は何を考えているのか?」と問われる。
でも、その答えは単純なものじゃない。
高校生から23歳くらいまで――それは、親に守られていた“子ども”の時間と、自分で歩んでいかなければならない“大人”の時間の、ちょうど真ん中にある季節だから。
彼らは「自由」を求めている
制服を着ているときには、自由に見えた大人が羨ましい。
だけど大学に入ったり、就職したりすると、今度は“責任”という鎖が見えてくる。
「もっと自由に生きたい」
「でも、自由すぎると不安になる」
そんな矛盾を、彼らは日々の中で行ったり来たりしている。
彼女たちは「自分」を探している
SNSに写真を載せるとき、いいねの数が気になって仕方がない。
友達からの一言で、浮かれたり沈んだりする。
「私って、誰?」
「私は、何者として生きていくんだろう?」
その問いが、眠る前の静かな部屋に響いている。
誰かに認められたい。
でも、他人に振り回されたくない。
その狭間で、彼女たちは毎日小さな戦いをしている。
『彼等』の心にあるのは「親の影」
反発しながらも、どこかで親の背中を追っている。
「うるさいな」と言いながらも、心の奥では「ありがとう」と思っている。
親から少しずつ離れていく不安と、
親から与えられた愛を手放したくない気持ちとが、同時に存在している。
「自分の人生を歩かなきゃ」
そう思いながらも、家に帰ればホッとする。
矛盾しているようで、それがまさに“青春の証”なのだ。
彼らは「未来」に怯えている
進路。仕事。恋愛。結婚。
まるで大人たちが次々と突きつけてくる“課題テスト”みたいに、未来は不安を重ねて押し寄せてくる。
「自分はうまくやっていけるのかな?」
「失敗したらどうしよう」
誰もが胸の奥で、声にならない叫びをあげている。
だけど、その不安を隠すために笑い合う。
強がりながらも、弱さを共有したいと願っている。
それでも『彼等』は愛を知っている
友達が泣いていたら、一緒に泣ける。
恋人が笑ってくれたら、それだけで自分まで幸せになれる。
親が疲れて帰ってきたら、「おかえり」とつぶやくだけでも安心させられる。
まだ未完成な心だからこそ、誰かの痛みや喜びを、敏感に感じ取ることができる。
その感性こそが、未来を生きる力に変わっていくのだと思う。
彼らが見ている“空”
高校の教室から見上げる空。
夜遅くアルバイトを終えて帰る途中に見上げる空。
進路に迷いながら一人で座ったベンチの上に広がる空。
そのどれもが、同じ青であり、同じ夜でありながら、彼らの心の中では違って見えている。
“今”という時間を生きている証として、その空はいつも彼らに問いかけている。
「君は、これからどんな空を描くの?」
親への愛と、不安と、決意と。
彼等は、まだ答えを持っていない。
でも――だからこそ、必死に探している。
親に守られた日々を思い出しながら、
未来の自分を想像しながら、
今この瞬間の不安や喜びを抱えながら。
「生きていくって、こういうことなんだ」
そう気づき始めている。
✨格言
「青春とは、答えを見つける時期ではなく、答えを探し続ける勇気を育てる時期である。」
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RMA戦略家
岩根 央