人間が「人」に成る時 ①

人間が「人」に成る時 ①

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人間が「人」に成る時 ①

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〜 超越的な手に運ばれて、生きるということ 〜

私たちは、これまで
「どうすれば得をするか」
「どうすれば損を避けられるか」
そんな基準で環境を選んできました。

未来を少しでも良くしようと、頭で計算し、
確率の高い方、安全な方、
つまり“自分の利益”を優先した選択をしてきたのです。

それはごく自然なことですし、
私自身、それが悪いとは思っていません。

ただ――
これから先は、前とは条件が違うのです。

◾️「超越的な手」に導かれるという生き方
これからの人生では、
運命そのものが「超越人格」の“手”を通して与えられていきます。

私たちがどれほど強く願っても、
どれだけ準備していても、
最終的な決定権は、その“存在”の側にあるのです。

もちろん、自分の未来に願いがあるなら、
そこに向かって最大限の努力をすることが大前提です。
ただし、それは「何もしないまま導かれる」のではありません。

“棚からぼたもち”のように、
ただ良い未来が降ってくるのを待っていてはいけません。

どれだけ努力しても、
思うように進まないことだってあります。

でも、そのときこそ大切になるのが、
運命を「超越的な存在」に委ねるという心の姿勢なのです。

◾️誠実さと信頼を道しるべに
すべてを委ねきったうえで、
自分の中にある“誠実さ”を軸にして、選び進んでいく。

それが、これからの生き方の本質です。

もし、自分の運命が「愛に満ちた手」の中にあると本当に信じられたなら、
これほどの自信はないでしょう。
これほどの深い安心もないでしょう。
そして、これほどの勇気を与えてくれるものもないでしょう。

◾️利害を越えて、愛する存在へ
自分の損得から自由になったとき、
私たちはようやく、心から人を愛せるようになります。

「自分に得があるかどうか」とは関係なく、
ただ相手の存在を大切に思えるようになる。

それは、今まで努力してもたどり着けなかった、
“新しい心の境地”です。

もちろん、まだまだ迷うでしょう。
損得で動こうとする思いも出てくるかもしれません。
弱さや、誠実であれなかった自分にも直面することがあるでしょう。

それでも、もう以前の自分とは違うのです。

私たちは今、
すべてを「超越的な愛の手」に委ねながら――
生きているのです。

💫 今日の格言
「人間が“人”になるのは、運命を信じて愛を選べたとき。」
〜 帰依とは、自分を超えた愛に心をゆだねること 〜

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RMA戦略家
岩根 央

岩根央

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