なぜ、人は“すれ違う”のか
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
なぜ、人は“すれ違う”のか
〜 同じ言葉を話していても、届かない理由 〜
「ちゃんと説明したのに、なぜ伝わらないんだろう」
「分かってもらえない。悲しい。腹立たしい…」
私たちは時に、
“言葉を交わしているのに、心がすれ違う”という
どうしようもない孤独にぶつかることがあります。
でも、その“すれ違い”は、
言葉の使い方の違いではなく、
“ものの見方”の深層が違っていることから起きているのです。
たとえば、
一方は「効率」や「合理性」で物事を見ていて、
もう一方は「感情」や「余白」で世界を捉えている。
すると、同じ“ありがとう”でさえ、
届き方も、響き方も、まるで別のものになる。
📌 人は、“共通言語”ではなく、“共通の視点”があってはじめて、通じ合える。
言葉を文字だけで見る人は、
「何が書いてあるか」しか見ようとしません。
けれど、言葉の向こうにある
“なぜこの言葉を選んだのか”という意図や背景に気づける人は、
心の深いところで人と繋がる力を持っています。
言葉が通じないとき、
怒るより、あきらめるより、
「相手が見ている世界はどこだろう」と想像してみること。
そこから、
“真のコミュニケーション”がはじまるのです。
たとえ相手が心を閉じていたとしても、
こちら側の扉まで閉める必要はありません。
自分の心が開いている限り、
すれ違いは、いつか“交差点”になることがあるから。
✴️ 今日の格言 ✴️
「すれ違いは、対話の終わりではなく、“理解の入り口”である。」
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
RMA戦略家
岩根 央