嘘の種類について
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嘘の種類について
「嘘の種類について」
〜 嘘を一括りにできないのは、心があるから 〜
私たちは小さい頃から、
「嘘をついてはいけません」と教わってきました。
けれど——
すべての嘘が“悪”だと言えるでしょうか?
嘘には、いろんな色があります。
そしてそれは、“心の動き”の数だけ存在するのです。
① 自分を守るための嘘。
たとえば、過去の失敗やトラウマ、心の傷を隠すために
「大丈夫」と笑ってみせること。
② 他人を庇うための嘘。
誰かの過ちを肩代わりしたり、
その人が責められないように、
自分が矢面に立つこと。
③ 子どもを守るための嘘。
「サンタさんはいるよ」
「お父さんはすぐ戻ってくるよ」
といった、優しいフィクション。
それは、子どもがまだ世界のすべてを受け止めきれないときに
“大人の愛”としてそっと添えられるものです。
では、嘘は良くないものなのでしょうか?
それとも、嘘には“意図”という名の真実があるのでしょうか?
もちろん——
④ 人を欺くための嘘。
これは“操作”や“搾取”という行為に近く、
その嘘の裏には、心よりも“打算”が存在します。
それはやはり、良いものではありません。
けれど、“すべての嘘”が同じ重さを持つとは限らないのです。
嘘の背景にある“動機”と“温度”こそ、
私たちが判断すべき真の材料です。
ときに、
嘘は人を救い、
嘘は誰かの時間をやさしく包み、
嘘は、真実よりも温かいことがある。
だからこそ——
嘘を憎む前に、“なぜその嘘が語られたのか”に寄り添う心を、
私たちは忘れずにいたいのです。
🌱「すべての嘘を、悪と決めるのは簡単です。
けれど、その裏にある“人の想い”を感じるのが、本当の誠実です。」
今日の格言
「嘘の重さは、“言葉”ではなく、“心”が決める。」
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RMA戦略家
岩根 央