嘘の種類について

嘘の種類について

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

嘘の種類について

「嘘の種類について」
〜 嘘を一括りにできないのは、心があるから 〜

 

私たちは小さい頃から、
「嘘をついてはいけません」と教わってきました。

けれど——
すべての嘘が“悪”だと言えるでしょうか?

 

嘘には、いろんな色があります。
そしてそれは、“心の動き”の数だけ存在するのです。

 

① 自分を守るための嘘。
たとえば、過去の失敗やトラウマ、心の傷を隠すために
「大丈夫」と笑ってみせること。

② 他人を庇うための嘘。
誰かの過ちを肩代わりしたり、
その人が責められないように、
自分が矢面に立つこと。

③ 子どもを守るための嘘。
「サンタさんはいるよ」
「お父さんはすぐ戻ってくるよ」
といった、優しいフィクション。

それは、子どもがまだ世界のすべてを受け止めきれないときに
“大人の愛”としてそっと添えられるものです。

 
では、嘘は良くないものなのでしょうか?
それとも、嘘には“意図”という名の真実があるのでしょうか?

 
もちろん——

④ 人を欺くための嘘。
これは“操作”や“搾取”という行為に近く、
その嘘の裏には、心よりも“打算”が存在します。

それはやはり、良いものではありません。

けれど、“すべての嘘”が同じ重さを持つとは限らないのです。

嘘の背景にある“動機”と“温度”こそ、
私たちが判断すべき真の材料です。

 
ときに、
嘘は人を救い、
嘘は誰かの時間をやさしく包み、
嘘は、真実よりも温かいことがある。

だからこそ——
嘘を憎む前に、“なぜその嘘が語られたのか”に寄り添う心を、
私たちは忘れずにいたいのです。

 

🌱「すべての嘘を、悪と決めるのは簡単です。
けれど、その裏にある“人の想い”を感じるのが、本当の誠実です。」

今日の格言
「嘘の重さは、“言葉”ではなく、“心”が決める。」

 

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
RMA戦略家
岩根 央

岩根央

コメントは受け付けていません。