人の心は生き物である

人の心は生き物である

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人の心は生き物である

人の心は、形のない“生き物”のようなものです。

いつも同じように見えて、
昨日と今日では、ほんの少し違っている

数年前に信じていたことが、今では色あせて見えることもあるし、
かつて毛嫌っていた相手に、ふと感謝の気持ちが芽生えることもある

変わってしまった自分を、
「ブレている」と責める人もいるかもしれません

けれど、それは“心が生きている証拠”なのです

変わることは、哀しくもあります

かつての情熱や、誰かへの想いが、遠ざかってしまうから

でも、それ以上に喜ばしいことでもある

変わるからこそ、人は優しくなれる

成長できる

そして、また新しい誰かに、何かに、
出会える心の余白が生まれるのです

私たちは、誰もが“変わる存在”として生まれた

だからこそ、「変わらないでいよう」とするよりも、
「変わりながら、大切なものを見失わないでいよう」と思えたら、
それだけで人生はずっと豊かになる気がします

人の心は、生き物です

季節のように巡り、
風のように揺れて、
光のようにまた誰かを照らしていく

その変化こそが、
人間であるという何よりの証

今日、少し違う自分に気づけたなら、
それは生きているということ

それだけで、十分に尊いことなのです

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岩根央

岩根央

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